RESIDENT 入局案内

先輩眼科医の体験記

イメージ 矢田 長洋
矢田 長洋 (2016年 杏林大学卒、2018年 入局)

眼科体験記

入局して早3年目を迎えました。

僕は杏林大学の医学部で6年間を過ごし、初期研修の2年間は市中病院で過ごしました。当初は入局先を内科と眼科で迷いました。内科は最終的な治療を外科に任せざるをえない症例もありますが、眼科は診断から治療、手術まで全てを自分で担うことができることに魅力を感じ、色々と考えた結果眼科医になることを決めました。

杏林アイセンターは症例数が多いだけでなく手術のクオリティも高く、それに加えて各専門領域のスペシャリストが揃っており、研修施設として素晴らしい環境だと思いました。母校でありなじみも深いことから杏林大学の眼科に入局することにしました。

入局してからは病棟業務とオペの助手、外来の補佐がメインの仕事でした。手術の件数が多く、病棟患者さんも多いので日々の業務は大変でしたが、その分さまざまな症例を経験することができました。難しい症例を担当することも多く、荷が重いと感じることもありましたが、結果的には貴重な経験を積むことができたと感じています。

当直では緊急手術や救急外来の対応がメインですが、先輩Drのフォローもあり不安を感じることなく独り立ちできるようになったと思います。

またアイセンターには各領域の専門外来があり、珍しい症例を目にする機会も多く、刺激的な日々を送ることができました。日常診療での疑問も各専門領域のDrにすぐに質問できます。こういった点はアイセンターの強みだと感じます。

各領域の勉強会やウェットラボも頻繁に開催されており、知識や手技をアップデートするのに申し分のない環境だと思いますし、学会発表の機会も十分に設けられており、希望次第で様々な学会へ参加できると思います。

日々の業務は忙しいですが、杏林でしっかり研修すれば1人前の眼科医になれると思いますので、志のある方はぜひ入局を考えていただけると幸いです。

僕は今年度(2020年4月)から出向病院で勤務しています。最近は昔よりレジデントが増えましたが、その分出向病院も増えているので、実戦経験を積む場所には困らないと思います。現在の出向先では今のところ外来業務が主ですが、大学で学んだ経験を活かして日々研鑽を積んでいます。

大学でさまざまな症例に触れたおかげで、どんな重症例でも物怖じしない胆力が身についたと思います。これからも診断能力や手術の技術をさらに向上させていきたいと思います。

体験記一覧