杏林ロービジョンルームからのお知らせメール
2002年10月
2002/10/2
台風一過でさわやかな日になりました。暖かな日になるようですが、風邪のさわやかさは秋そのものですね。
さて、またいくつかニュースをお知らせします。
今回は3つです。全文としてはずいぶん長くなってしまいました。
お知らせする内容は、
(1)拡大文字表示や音声出力などの機能がついた携帯電話の紹介。
(2)この秋、または今度の春から、リハビリ施設や学校で訓練や資格取得の勉強をされる患者さんたちへのエール
(3)先日患者さんの道口さん(どうぐちさんと読みます)がくださった文章です。日常の一こまの体験記で、いいお話です。ロービジョンのホームページに投稿くださいましたが、ホームページにアクセスできない方も多くおられると思い、このメールでもご紹介することにしました。こういう文章は大歓迎です。みなさんも何でもいいので身近なニュースがあったら是非ロービジョンルームにもお知らせ下さい。
(1) 携帯電話の紹介
ドコモの携帯電話で、文字が少し大きめに表示されたり、操作に音声ガイダンスがついた電話機が発売されています。らくらくホンという商品名です。最近新しい型になったので、そのニュースを耳にされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
こちらの職員が試しに使ってみましたが、画面の明るさと文字の大きさは他の機種より群を抜いて勝っています。すべての機能ではないですが、操作の音声ガイドも役立ちそうでした。ボタンを操作してから音が聞こえるまでの微妙な間が気になるといえば気になりますが、読み上げスピードはずいぶん速く設定できるようになりました。
メールの内容も読み上げます。ただし、自分がメールの文章を入力しているときはその文字の発声はしません。これは残念ですね。ただ、定型分を設定することができて、それを利用すれば音声で内容を確認したものを送信することができます。
ボタン操作ではなくて、「電話帳」などとこちらが声をだすと電話帳のリストが開く、という音声呼び出し機能もついています。これについてはまだ使いこなしていないので、また後日お知らせします。
もしこの電話機をごらんになりたい場合は、病院にありますのでお声をかけてください。
(2)リハビリ訓練や勉強をはじめる方々へ
この秋と春は、杏林の患者さんの中で、リハビリ訓練や資格取得のために新しい生活をはじめられる方々が大勢います。お名前はだしませんが、
新宿にあるリハビリ施設、視覚障害者生活支援センターで、白杖歩行やコンピュータなどの訓練を始められる方1名、
所沢の国立身障者リハビリテーションセンターで、あんま針灸の資格取得のために勉強される方2名、
筑波にある筑波技術短期大学で、理学療法士をめざして勉強する方2名、
心を込めて杏林スタッフからエールを送ります。
新しい生活の状況なども教えて下さいね。
(3)道口さんからの投稿文
ここから文章です--------
先週金曜日のあさ9時ちょっと前の出来事です。
私は最寄駅まで、おおよそあるきなれたルートを白杖たよりに一人であるいてました。
そこはあぶないところもなくみな駅まで3,4分のところなのでみんな急ぎ足であるいていくところなんです。
私もそこそこのはやさであるいていたんですが、右にまがるところで、ちょっと、普通の人よりロスしてちょっといきすぎながらみぎにまがるきっかけ、をかくにんしてました。
こんなとき私のくせで、口のなかでブチブチとちょっときこえるような独り言をいいながらあるくんです。
その声が耳にはいったのかわたしの足があぶなくかんじたのか、後ろからかなりのスピードでいそいでいた男性がこえをかけてくれたのです。実に自然に、、。
ちょうど私がまがろうとしていたときにそこ、そのまますすんでOKです。とじつにいいタイミングで。そして其の人は2,3歩いったところでたちどまり、駅にいくんですか?腕か肩をかしましょうか?というんです。
私はためらうことなく、腕をかしていただけますか?といってヘルプを御願しました。
其の人、そのうでは力がはいることもなくじつに自然体でした。
私はきっとこの人じつは歩行訓練しかなにかで見えない人とのかかわりを仕事にもっている人だろうなあとおもいつつひとしきりのお礼の挨拶をしながらあるくと、その人が口にしたのは自分は普通の会社員で、直接こういうことにかかわってはいないこと、日本はアメリカなどのようにこういう自然なヘルプができる社会でないこととなげいてました。其の人は昔から犬がすきでずっとかっている。
あるとき盲導犬の話をしって犬ができるのになんで自分は、、とおもい興味をもったということをはなしてくれました。
そのくらいで駅につきお礼をいってわかれたのですが、実に紳士的でよかったです。この日はずーとなんかうきうきしてゆたかな一日でした。
つまりうきうきしてた理由は日本もなかなか捨てたもんじゃなく私がのぞんでいる社会になりつつある光がみえたような気がしたからです。
確かに30代なかばくらいの人に声をかけてもらってぎっくりしたのも事実ですが、自然に私、白杖もったおばさんが社会にとけこんでいて、かつそれをサポートしてくれたのが普通の通行人であったこと。
私がもとめているのは、福祉制度や、なんか偽善てきなボランチィアではなくこんな共存の社会だからです。
2002/10/18
イベント情報を2つほどお知らせします。
国立リハビリセンター在籍中のの杉田さん、相原さんから教えていただいたものと、jarviというメーリングリストに流れていたイベント情報です。
1. 今週末に開かれる国立リハビリテーションセンターのお祭り
2. 10月27日に昭和記念公園のボート遊び
についてです。以下詳細です。
1. 国立リハビリテーションセンターのお祭り、並木祭について
所沢にある国立身体障害者リハビリテーションセンターで毎年開催されるお祭りです。ここで、訓練やあんま針灸の勉強をしている方々が主体となって開催される催し物です。
出店がでたり、リハビリ訓練の内容がわかったり、マッサージの体験ができたり、といった内容ときいています。
19日(土曜日)明日です。
2. 昭和記念公園のイベントについて
以下、杉田さんからのメールをコピーします。
昭和記念公園で、毎月視覚障害者のためのイベントが開催されています。
今月は、27日の日曜日、ボート遊びです。
公園のボランティアさんが、公園内の介助をしてくれます。
朝9時半頃、青梅線西立川駅下車、昭和記念公園、西立川口に集合です。
公園ボランティアさんが、園内を付き添ってくれるので、安心して楽しめます。
申込みは、電話で大丈夫です。
昭和記念公園 電話番号
042−528−1751
以上です。
本当は、鼓のコンサートと映画監督の講演というイベントもお知らせする予定でしたが、日程をみてみたら今日18日の夜の開催でしたので、メインからは外しました。
一応時間と場所だけは以下にお知らせしておきます。
期 日 :10月18日(金)
場 所 :よみうりホール(JR有楽町駅前 ビックカメラ7F)
日 程 : 17:00 会場
18:00〜19:00 第1部 声明と鼓 双盤の演奏
19:00〜19:20 休憩
19:20〜20:45 第2部 映画監督新藤兼人氏による講演
「午後の遺言状」
入場料:1000円(前売) 1300円(当日)
主 催 :清林寺さんがの会
またお便りします。
皆さんからもいろいろなメッセージお待ちしています。